これは、私の実体験に基づく恋愛×人生のエッセイ。
出会いから始まった関係は、決して正しいものではなかった。
けれど、その日々の中で感じた感情や思考、学びは、私にとって真実であり、揺れ動く人間らしさそのものだった。
あの人との時間は、私を変えた。
孤独で息が詰まりそうな日々に差し込む光であり、同時に、自分の弱さや虚しさを直視させる鏡でもあった。
感情を美化せず、否定もせず、ただ記録する――その過程で、私は少しずつ、自分と向き合うことを学んだ。
この話は、過去の私の告白であり、同時に、誰かが同じように苦しむときの道標になることを願って描いたエッセイ。
愛することの喜びも、罪悪感も、迷いも、すべてが人間の本当の姿だと知ってほしくて。
私が彼と出会い、心を揺さぶられ、変わっていった物語が始まる。

第1章 密やかな共犯
表向きは何も変わらない日常。でも、私たちの間には、誰にも言えない秘密が静かに燃えていた。
夜が来るたびに、私たちは密やかに共犯となる。喜びと罪悪感が混ざり合い、感情が静かに揺れる。
私は自分の心を観察する。何が欲しくて、何を恐れているのか。
彼も同じように、揺れながら私の存在に寄り添っている。
体も心も、互いの秘密に絡め取られ、誰にも見せられない時間が続く。
この関係がいつまで続くのか、先は見えない。
でも、その不安さえも、今の私には欠かせない感覚だった。
最初に、彼との関係が始まったのは約2年前だ。
当時、家庭の事情で悩みを抱えていた彼は、私に相談を持ちかけてきた。
「妻のことで相談に乗ってほしい」と言って、私たちは密かに連絡を取り合うようになる。
同時に、体の関係も始まる。そこから私たちは、不倫関係の共犯者になった。
男女で秘密を持てば、体の関係は避けて通れないことはわかっていた。
それでも、独りで生きる人生に飽き飽きしていたし、なによりどんな形でもいい。
「愛されている感覚」が欲しかった。
男性との関係を持つことで、私の体も心も、息を吹き返すかのように潤った気がした。
当時の私の心は酷く荒んでいた。
だから彼とセックスをすることで「愛されてる」と勘違いして心を満たそうとしていたのかもしれない。最低。
一晩にして、何度も行為を重ねた。貪るように何度も、何度も。
彼と別れた後は現実に突き返されるようだった、自分のしていることが虚しくてたまらなかった。
ただ自分の心の穴を埋めたくて、欲求を満たしたいだけの行為。
それでも、その一瞬の熱に、私はしがみつかずにはいられなかった。

👇第2章では彼に対する私の気持ちが徐々に変化していく様子を書いています。
👇当時彼がどんな環境で私との出会いを果たしたのか。彼目線の私との関係の始まり。





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